【再録:錦織圭の過去記事③/『スポルティーバ』2009年1月売り号】錦織圭の原点を訪れる旅。年の瀬の松江市で出会った家族や指導者たち

錦織圭にまつわる過去記事の再録シリーズ。今回は、錦織がセンセーショナルなツアー優勝や全米ベスト16入りを果たした2008年の年の瀬の記事になります。掲載先は、集英社刊行の『スポルティーバ』。
内田暁 2026.05.16
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※『スポルティーバ』は現在はウェブ媒体ですが、当時は月刊誌でした。2009年1月発売号は、錦織圭特集。その中でわたしが担当したのは、地元の探訪録でした。ご実家、ご両親、テニススクールのコーチ、スクールに通う前に練習していた神社裏の空き地——。ご両親に暖かく迎え入れて頂き、多くの場所を案内してもらえた、今でも忘れがたい取材の旅でした。当時の文章をそのまま掲載いたします。

ふるさとに残した”走り書き”

 島根県松江市。人口わずか20万人にも満たない山陰地方の小さな街で、錦織圭は生を受けた。冬になるとほとんどがり空か雨、そして時折の雪。スポーツ選手を育むに適した環境では決してない。宍道湖を囲むように形成された松江城の城下町で、錦織家の長男、圭はどんな幼少期を歩んできたのか。彼の生まれ育った松江の地を、訪ねてみた。

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