大阪開催ITF W35大会で描かれた人間模様と、選手の足跡が描く「成長」
晩冬から春、そして初夏にかけて日本国内では、多くのITF大会が開催される。参戦選手の年齢もランキングの幅も広いこれらの大会群では、多くの足跡が交錯する。先週、大阪で開催された『富士薬品セイムス ウィメンズカップ』で描かれた人間模様を、お伝えします。
内田暁
2026.04.17
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ここから世界へと挑む若手、捲土重来を期するベテラン、そしてかつて居た場所やその先を目指す復活組——。
200位から500位前後の選手たちが集うITF(国際テニス連盟)大会では、グランドスラム等よりも複雑な色彩の人間模様が描かれる。4月6日~12日に大阪市で行われたITF W35『富士薬品セイムス ウィメンズカップ』も、そんな大会の一つだった。
大会第1シードは、伊藤あおい。昨年8月にキャリア最高位の82位に達しながらも、その直後の全米オープン予選を最後に、ツアーを離脱した。理由は、腰椎の疲労骨折。今年3月上旬に6か月ぶりに公式戦出場し、今回の大阪大会が復帰5大会目だった。