アルカラスが明かす、「楽しいテニス」の源泉
優勝した2週間前の全米オープンで、「いろんなショットを打って、自分も楽しむのが僕のテニス」と公言していたアルカラス。そのテニスって、そのメンタリティって、どこから来るの――? 聞きたかったその問いを、今回のジャパンオープンで尋ねることができました。
内田暁
2025.09.27
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“世界1位”の男はいつも、Tシャツやパーカーに、短パンというラフな出で立ちで会見室に現れる。短パンも、試合ウェアのそれではない。トロピカルなブルーで、海パンのような雰囲気だ。

22歳にして、獲得グランドスラムは既に6を数える。2週間前に全米オープンを制し、世界の頂点に返り咲いたばかり。その足でジャパンオープンに乗りこんできたカルロス・アルカラスは、表情に多少の疲れを滲ませながらも、いつもの飾らぬ姿そのままで、有明コロシアムにいた。