数々の、アジア勢「初」記録が生まれた今年のUSオープン。感じずにはいられない、錦織圭の影響力

錦織圭のいない、今年のUSオープン。だが彼が打ち立てた記録とその影響力は、後進たちの中で息づいていた――。
内田暁 2025.09.03
読者限定

 長い長いと思っていたUSオープンも、気づけばあっという間に残すところ5日。そんな今となっては過去のようにも感じられるが、振り返れば今年のUSオープンは、アジア勢にとって数々の“史上初”が生まれた大会でもある。

 女子ではフィリピンのアレクサンドラ・エアラが、初戦で第14シードのクララ・タウソンに6-3, 2-6, 7-6[11]の大熱戦で勝利。オープン化以降、フィリピン人初の「グランドスラム本戦勝者」として歴史に名を刻んだ。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、2007文字あります。

すでに登録された方はこちら

読者限定
錦織圭 慶應CH参戦記念連載 『日本テニスの夜明け―熊谷一弥と慶應義塾...
読者限定
ATPファイナルズ・ダブルスを制したヘリオバーラ/パッテン組の、数奇な...
読者限定
日本のITF大会から、グランドスラムの夢舞台へ――。ジョアンナ・ガーラ...
読者限定
浜松ウイメンズオープンからお届けする、大会を支える仕事人列伝
読者限定
ベンチッチのジャグリングが紡ぐ師弟物語——? 日本とスイスをつないだ日...
読者限定
全仏ジュニア予選で交錯した、3人の日本人ジュニアたちの足跡。ここから始...
読者限定
ジュニアチャンピオンの17歳、園部八奏がプロ転向! 改めて考える、テニ...
読者限定
秘書になる予定が一転、プロ選手に! ウインブルドン・ダブルス優勝者、ア...