【再録】スタン・ワウリンカ引退カウントダウン記念:2014年全豪オープン優勝記事。「何度も『上手に失敗した』男」

今季限りの引退を表明している、”stan the man”ことスタン・ワウリンカ。かつてトロフィーを抱いた全仏オープンでの最後の戦いを終えました。スイスの英雄、ロジャー・フェデラーの陰に隠れるよに、常に『第二の男』と目されてきたスタン。そんな彼のGS初優勝は、個人的にとても印象に残っています。
内田暁 2026.05.26
読者限定
撮影:内田暁

撮影:内田暁

【テニス専門誌『スマッシュ』2014年4月号(2月売り)掲載より】


「既に試みたことがある。もう失敗もした。それが何だというのだ。もう一度、挑戦せよ。もう一度、失敗せよ。より上手く、失敗せよ」

 アイルランドの詩人サミュエル・ベケットのこの詩にワウリンカが出会ったのは、随分と前のことだという。その瞬間からこの一節は、彼の心に深く刻まれ、自らの人生観と分かちがたく結びつく。「これは、僕のテニスキャリアそのものだ」。彼はその時、そう思った。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、2746文字あります。

すでに登録された方はこちら

読者限定
2か月で200位ジャンプアップ! 急成長中の木下晴結が実戦した『トラウ...
サポートメンバー限定
【再録:錦織圭の過去記事③/『スポルティーバ』2009年1月売り号】錦...
読者限定
【再録:錦織圭の過去記事②/2014年9月】日本中が熱狂した、USオー...
サポートメンバー限定
【再録:錦織圭の過去記事】2008年2月——。18歳のセンセーション!...
読者限定
特別寄稿:漫画家KASA氏が選ぶ、「2025年に衝撃を受けたテニスプレ...
読者限定
大阪開催ITF W35大会で描かれた人間模様と、選手の足跡が描く「成長...
読者限定
メディアルームの片隅でしみじみと噛み締める、BNPパリバオープンの売り...
読者限定
「最も好きだが、最も御しがたい」大会だと選手たちが声を揃えるインディア...